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アヒルと鴨のコインロッカー

大学進学のために地方都市で一人暮らしを始めたら変な人に出会った話。

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

先に映画を見てしまったために(見たはずなのにレビュー書いてないのは何故?)、「え?え?」っていうのはなかった。あったとして作者の狙い通りに驚けたどうかは疑問だ。先に原作を読んでいたら映画を見る気にはならなかっただろうなあ。こんなものを映画化しちゃいかん。
映画ではブータン人は瑛太だったのは覚えてたんだけど、河崎が誰だったか覚えていなくて、何故か川崎麻世で脳内再生されてしまった。一人だけおっさんだし、顔が美しくて仕方ないというような描写が出てくるたびに「ねーよ」と思っていた。
二年前のほうはさんざん恐怖感を煽られた挙句、壮絶だったであろう最後をあっさりと語られてしまって拍子抜けする感じはある。この物語のメインは、河崎と呼ばれた人物が実はブータン人であったのか!というところだろうから、それを先に知って読むっていうのは邪道もいいとこだったのだろう。