純喫茶磯辺
ダメな感じのお父さんが親の遺産を元手に喫茶店を始める話。
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/02/06
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おしゃれなカフェでバリスタがラテアートを作るところを見て「そうだいっちょ喫茶店でもやってやろう」と思ったにも関わらず、できあがった店のセンスの悪さがすばらしい。自動ドアに貼られた微妙なステンドグラス的なシール、ニセモノのツタが壁を這い、工藤静香のポスターや意味不明のウィッグ。もしかしたらセンス悪すぎて逆に落ち着くかもしれない。いやどうだろう。
麻生久美子がダンカンとやっちゃいましたというくだり、宮迫を引かせるための嘘だっていうのがありがちなパターンだと思うけど、いやなんか本当にやったんだろうなと思わせる尻軽っぷりがまたすばらしい。付き合った男全員に殴られるというのもわかる。まあ宮迫も充分気持ち悪いんだけど。
あと手紙と一緒に渡されたお金は、私だったらそのままお父さんに返すだろうな。「バイト始めたころにレジから盗んだんだってよちょーウケるよねー」とか言いながら。そっとレジに戻す心遣いは私にはない。
仲里依紗がかわいい。