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大停電の夜に

クリスマスの夜に東京中が停電する話。

出てる人が知ってる人ばっかりだったのでなんとかなったけど、もし知らない俳優が大多数だったりとか、日本人じゃなかったりしたら確実に「わけわからん」という感想しか出てこないであろう構成。この人は実はあの人の息子で、あの人は実はあの人の元彼女で・・・とつながる割に、最後までつながらない人もいたりする意図はよくわからない。
田口トモロヲ原田知世とか、田畑智子とトヨエツとか、何と言うかどっちも悪くないんだけどどっちにもそれぞれ事情があってうまくいかないみたいな描写がすごくせつなかった。田畑智子とトヨエツのはただ酔っ払って管巻いただけとも言えるけれど。
真冬に一晩中停電したらけっこうな大惨事になるだろうと思うんだけど、そういう細かいところはこの映画の肝ではないので描写は少ない。
電気がないからろうそくで灯りを取る → ろうそくも風情があっていいじゃない? という余裕の描写なのは少し違和感がなくもない。
非日常だからこそ、普段はしない大胆な行動に出たり、変な発想をするという映画。