12人の優しい日本人
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2000/10/25
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最初のほうはかなりダメだった。三谷幸喜の描く、リアルに嫌な人間がリアルに嫌な感じで口論するのがもうリアルすぎて普通にダメというか。人の話を聞かないとかやたらに仕切りたがるとか口を挟むとか腰を折るとか否定されるとキレるとか、まったく論理的でない自称論理的な人とか周りの意見に流されるだけで自分の意見のない人とか。
その嫌さをリアルに表現することで観客をひきつけるんだろうけど、私の場合はひきつけられる前に観るのをやめる勢いで嫌だった。
まあ全部観たけど。最初は何事も無難が一番よねという感じで、被告人に対して疑惑の念がありながらもはいはい無罪無罪で一致していたのが、2時間議論した結果疑惑が完璧に晴れて無罪に決定。
陪審員制度の正しいあり方だろうけど、議論で警察や検察が気付かなかった事実にたどり着かなきゃいけないのなら、一般人には陪審員なんてとても無理だわ。