鶏レバーペースト
- 作者: 魚柄仁之助
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 1997/04
- メディア: 単行本
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しかし貧乏なときほど節約したくなくなるあまのじゃくな私にとって、野菜の皮まで食べたり大根の頭を水に浸けておいて伸びてきた大根葉を味噌汁に使ったりすることに興味は持てなかった。
それにその頃は若かったから、この本に出てくるヘルシーな料理よりも、油ギトギトだったりチーズがドローンととけるような料理が好きだった。
でも考えてみれば、ごはんを鍋で炊き始めたのも、この本を読んでからだった*1し、昆布を小さく切ってジャムの瓶に入れておくようになったのもこの本を読んだせいだった。
古本屋で発見して、そういえばこの本、今読んだらだいぶ役に立ちそうだと思って購入。
やっぱり昔よりはずっと古風な和食が好きになっている今読むと、参考になる部分がたくさんある。たくさんありすぎて覚えられない。
昔読んでおいしそうだと思ってはいたものの、ハードルが高すぎてやめた鶏レバーを本の通りに煮てみた。スーパーで100g78円。
煮るというか保温調理なんだけど、ただ茹でただけみたいな鶏レバーがおいしいなんて本当か?と思いつつ、鍋からひとつつまんで食べてみる。うまー!!
うん。味付けとか別に要らなかった。うまい。
これを潰して、粒マスタードと塩コショウで味付けして、フランスパン代わりの小さくきったトーストに塗って食う。うまー!!
これはワインに合うわ。
ところでスーパーで鶏レバーを買うと鶏ハツもくっついてくる(つながってる)んだけど、これのうまい食べ方はないかしら。
普通にそのまま食べてもおいしいけど、ペーストにはならない。野菜炒めに放り込んでみたけど、もっとおいしい食べ方があると思うんだけど。
*1:それまで持っていた炊飯器は安物で、炊きたてならなんとか食べられるという程度のまずさだった。鍋で炊いたごはんのおいしさにびっくりした。