硝子のハンマー
完全犯罪の話。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2007/10/11
- メディア: 文庫
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謎は全て解けた!って何回も思う。それが正解に違いない!ってまんまと騙される。それはないんじゃないの・・・っていうのもあるけど。
でもふつうの探偵もので、可能性を一つ一つ潰していく場面において、なんで最初から正解も選択肢の一つとして思い付くんだろう?って常々疑問だったので、こっちのほうがリアリティがある。犯人が思い付かなかった方法だってあるんじゃないの?探偵が思い付かなかったからって不可能だとは限らない。犯人が思い付かなかった方法まで含めて俯瞰で見られるのが名探偵というものなのだろうけど。
あとこれ読んでたら、うちの鍵なんて簡単に開くじゃんか!と思って怖くなった。