イン・ザ・プール
神経科の医者とそこに通う患者の話。
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/03/10
- メディア: 文庫
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どうしようもないヤブ医者に見えるけど、訪れた患者たちはちゃんと治ってるので、実は名医なんじゃないのという話。でもやっぱりその治し方はいやだな。
火の始末が気になるっていうのはすごくよくわかる。妊娠してからというもの注意力が著しく低下してるっていう自覚があるので、出勤するたびに(つまり毎日)鍵は閉めたか気になって仕方なくて、最後は指差し確認とかしてた。でもドアを閉める→鍵を閉めるっていう一連の動作は習慣化していて、そのときには意識できないのよね。だから指差し確認も忘れる。家を出ると思い出す。これも軽い強迫神経症なのだろう。誰でもあることだと思うけど。