小説 中華そば「江ぐち」

近所のラーメン屋さんの店員の関係とかを観察する話。

小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)

小説って書いてあるけど小説ではない。実際に作者の家の近所にあるラーメン屋について延々と書いた本。店員の名前とか家族構成とか誰が店主なのかとか時々現れる謎の人物は誰なのかとか、一言聞けばすぐに解決するような疑問を、聞かないで延々と妄想に妄想を重ね、そして脱線に脱線を重ねた一冊。わかったのは江ぐちのラーメンはすごくおいしいということ。残念ながらこの店は今はすでにない。