かもめ食堂

かもめ食堂 [DVD]

フィンランドで一人で食堂をやっているサチエさんとその周辺模様。
おもしろかった。特に何の事件もないし結末とかもないんだけど、見ごたえがあった。
だいたいすぐ飽きてネットとかやりたくなる私が、だいぶ引き込まれて見入ってた。
気に入ったのは、喫茶店で初対面の片桐はいりと小林聡美が、二人でアカペラでガッチャマンの歌（暗い）を歌って周りに引かれるシーン。
それと、マサコさんがかもめ食堂のメインメニューのおにぎりを食べるところを、他のお客さん全員が注目するシーン。
もう一個、20年世話をした両親が死んで肩の荷が下りたマサコさんと、夫に逃げられてアル中気味になったフィンランド人のおばさんが、それぞれ日本語とフィンランド語でしゃべってて全然通じないはずなのにちゃんと理解してるところがおかしかった。
使ってる食器や調理器具のディテールに凝ってるところとか、料理のしかた（3人でおにぎり作るシーンでお互いの手が邪魔そうに交差したりとか）の細かい描写も良かったなあ。
ゆったりのんびり流れる時間が良かった。もう一回見たい映画。