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プチ断食してみた

と言っても週末2日間で「プチ断食セット」を食べるだけなので、プチも何も断食ですらない。
ウィークエンドデトキシプログラム ←プチ断食セット
中身は、おかゆ4袋、野菜ジュース4缶、パウチゼリー3袋、入浴剤2セット。
これを2日間かけて消費する。
ちなみに目的はダイエットではなくデトックスです。

1日目の朝 野菜ジュース+パウチゼリー

そもそも前日の夕食は軽めにしましょう、お酒やコーヒーも控えましょうとか書いてあるのに、前日の夕食は餃子を15個くらい食べたしワイン4杯くらい飲んだ。
朝起きたのは遅かったのと、食べるのがもったいないのでおなかが空くまで待って、朝食は10時頃食べる。野菜ジュースは普通の味。ゼリーはちょっと固め。パウチから絞り出して飲む感じ。この味で18kcalしかないのは優秀だと思う。
すぐ食べ終わる。
むーん。足りない。バナナ1本食う(いきなり挫折)。
2時間くらいでおなか空く。あたりまえだ。こんなんでこの先やっていけるのか。

昼 おかゆ

だらだらと掃除などして、14時頃お昼ごはん。
なかなかおいしい。中華風の味付けに胡麻や松の実の香ばしさが合う。
味が薄い感じはしないけど、普段から濃い味付けが好きな人は物足りないかもね。
海苔の佃煮などのカロリーの低いトッピングを加えればさらにおいしくいただけます的なことが書いてあったので、半分くらい食べたところで梅干をトッピング。子供の頃から梅干が好きだった。変な子。
水分を積極的に摂りましょうと書いてあったのでお茶をいっぱい飲む。たぶんカフェインは良くないのだろうと思ってジャスミンティ

入浴

せっかくあるんだから入浴剤を使う。
入浴剤は2種類。にがりベースらしい液体(ちょっと舐めてみたら、すごくしょっぱくて苦かった)(口に入れて良いものではありません)と、普通の緑色の入浴剤にローズのポプリが混ざってるもの。ポプリはお湯に散らばらないように、メッシュの袋に入ってる。
昼間の長風呂を満喫。

おやつ 野菜ジュース

出かける前の糖分補給に。

夜 おかゆ

帰ってきて21時半頃。
雪が降る中出かけてきて、冷えた体があったまる。おかゆの熱であったまるというのではなく、カロリー摂取によって体温を上げる熱量が補給されてあったまる。
こんなに急激にあったまったのは初めて。やっぱりカロリーって必要なのねと思う。
トッピングは高菜にしてみた。
例によってジャスミンティをがぶがぶ飲みつつゆったりまったり。

2日目の朝 野菜ジュース+パウチゼリー

今日もいっぱい寝て、朝10時起床。朝ごはんは11時。ほとんど昼じゃん。
肌の調子がとても良いことに気付く。
食事のせいかお風呂のせいか睡眠のせいか。たぶん睡眠が一番影響してるんだろうな。

昼 おかゆ

だらだらと洗濯とか車のメンテナンス(フロントガラスの撥水加工とかワイパーを冬用に交換とか)とかやってお昼ごはん。ここらへんからおなかが空かなくなってくる。食べたちょっと後に「あー物足りないな」って思うんだけど、それが過ぎるともうどうでもよくなる。食べる時間になっても、別に食べなくてもいいんじゃない?という感じ。でも食べる。
水分は足りてない気がするので、必要以上にジャスミンティを飲む。というか必要以上に水分を摂っておかないとなんとなく不安。

おやつ パウチゼリー

出かける前の糖分補給。
でもゼリーには糖分はあんまりないことに後から気付いた。
野暮用を済ませる。野暮用って言葉を使ってみたかっただけ。

夜 おかゆ

何故か腸が活発に活動しだす。
今頃何かを消化しているのか?ぐるぐる言ってる。
いつまで経ってもおなかが空かない。でも食べる。
食べるとやっぱり体がカーッと熱くなる。
その熱さになんとなく満足する。

翌朝

入浴剤は2セットあったのに、1セットしか使ってない。2日続けて長風呂をするのはけっこう苦痛なのだ。また別の日に使うことにする。
野菜ジュースが1本余ったので、それは次の日の朝に回す。


朝も野菜ジュース1本で満足できる感じだったけど、とりあえず初心者なので2日でやめておこうと思った。
2ちゃんの断食スレなんかを見ていると、確かに数日間食べない日を作ることで、体の調子が良くなったり痩せやすくなったり肌の調子が良くなったりする人はいるようだ。
だけどよく知らないまま自己流で「野菜ジュースだけ」とか「フルーツジュースだけ」とか「豆乳だけ」とか「サプリだけ」とか、あるいはその組み合わせとか、ほんとに水だけとか、そういう断食をやった人のレスの中には、髪がごっそり抜けたとか太りやすくなったとか頭動かしただけで脳震盪などの怖いレスもあるので、自己流でやるのは怖い。
ただ食べないから栄養が足りないというものでもないのだ。人体の不思議。栄養が足りないことがわかれば、体は本能的に命を絶やさないように防衛しようとする。ちょっとの栄養も、しょこたん並に貪欲に効率良く使おうとする。素人がちょっと考えたくらいでわかるような単純な構造ではない。
断食で体調が良くなるということは、それだけ普段の食生活が良くないということなので、そもそも断食しなきゃならないほどの悪食をしないほうがずっと健康にいいに決まってる。
年間を通して体に悪いものを食べず、毎日同じペースでバランスの取れた食事を摂るべきなのでしょう。毎日同じ時間だけ眠って、同じくらい運動して、使うカロリーと摂取カロリーのバランスが常に取れていれば、無駄に飢餓スイッチも入らず、無駄に溜め込まず、体に負荷がかからず、結果的に健康でいられるのでしょうね。
まあ、そんなことできたら苦労しないんだけど。


去年入院した時は、食事を摂れなくてなんだか悲愴な感じだった。点滴で栄養を入れられてるし血糖値も下がらないから、別におなかが空くわけではない。そもそも具合悪くて食欲なんてないんだけど、病院の外に出ることも許されず、お見舞いに持って来てくれたお菓子も食べられず、ああなんてかわいそうな私、という悲愴感があったんだけど、今回は自分で「これしか食べない」って決めたせいか、わりと周りの誘惑は気にならなかった。1日目の朝食であっさりバナナ食べたけど、それ以外にプチ断食セット以外のもので口に入れたのは、ジャスミンティおかゆのトッピングの梅干と高菜だけ。
テレビでおいしそうなものを食べててもあー食べたい食べたいとか思わなかったし、スーパーに買い物に行って、普通に翌日の食材を買ったりして平気だった。
辛いのは1日目の昼くらいまでだったなあ。それ以降はなんだかすがすがしかった。体が回復してる感じで。
そういうふうに組まれたセットだからなのか、体調とか個人差はあるんだろうけど、決められたコレとコレしか食べないっていう状態は、人生経験としてはなかなか良かった。しばらくしたらまたやりたくなりそう。